2013年7月2日火曜日

半夏生 夏のはじまり

7月2日は『半夏生』です
「はんかしょう」または「はんげしょう」と読みます

半夏生は、夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間を指します
なんだか怪しげな響きにも聞こえるこの言葉ですが、七十二節気のひとつ

古くから「チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏生)は待つな」ということわざがある程で、田植えに最も適した時期だそうです。田植えは夏至が済み、半夏生に入る前にやることが好ましいとされています。半夏生の前に無事田植えを終えた農家では、この日の天候で稲作の豊凶を占ったり、田の神を祭ったりするそうです

また、この日は天から毒気が降り地上に毒が満ちる日ともされています。なのでこの日に採った山菜や野菜は食べてはならないとか、井戸から水を汲んではいけないなどの言い伝えもあったそうです。なるほどミステリアスな響きも納得

関西では、この日に<蛸>を食べる風習があります。田植えが終わった後、<蛸>をアテに一杯飲んで疲れを癒したとか。<蛸>の足のように、稲の根がしっかりと田んぼに張るようにとの験担ぎの意味もあったそうです
また、タウリン豊富な<蛸>を食べてスタミナをつけ、夏バテを防ぐためでもあったとか・・・
いよいよ、季節は夏に向かいます

りんご