2014年4月4日金曜日

塩野屋の国産絹

浄肌衣タオルでおなじみの塩野屋が「月刊茶の間」というお茶の雑誌に掲載され、記事を送ってくださいました

浄肌衣シリーズのタオルは国産絹100%。表面が程よくザラザラしていて、良いシャリ感があります
せっけんいらずで体も顔も洗うことができて、お気に入りアイテムのひとつです
洗顔用にプチタオルを友人にプレゼントすると、毛穴が綺麗になるといって喜ばれ、リピートで頼まれて買ったこともあります

浄肌衣タオル

この浄肌衣タオルがお召と同じ製法で作られていることが記事に書かれていました
お召は徳川家斉が好んで着ていたことからこの名がついたと言われている縮緬の着物です
偶然にもつい最近、お召の着物を手にとる機会があり、そのときの手触りが浄肌衣タオルとそっくりでした!
そんな体験をした矢先にこの記事が送られてきました。なんだか不思議なつながりを感じます



その体験があるまで、お召(西陣御召織技法)がどのくらい素晴らしいものなのか理解できていませんでした
そのため、浄肌衣タオルの素晴らしさを消費者の方にうまく伝えられていなかったように思います
また、あのお召の着物と同じ絹の布で体を洗っているのか・・・と考えると、とてもとても贅沢なことです!

そして改めて、蚕が生まれてから繭になるまで自然の桑の葉を与え、人工飼料を使わず、消毒・化学肥料不使用でストレスのない環境で育てた蚕の繭から引いた糸を使った製品作りをしている塩野屋ってすごい!!と思いました

70~80年くらい前の昔の着物と最近の着物では質感や重さなどが全然違います
(着物のグレードにもよると思いますが)
最近の着物は重くて分厚く、やわらかすぎるものなどがあります。それはもしかしたら人工飼料で育った蚕の糸で機械で織られたのかもしれないと思いました

昔の着物は軽くて薄いのに、とてもしっかりしている
良い環境で育った蚕の糸を使うと、そんな織物ができるのでしょうか。きっと塩野屋の着物は昔の着物のような感触なのだろうと想像します

有機野菜やくだものも同じです
有機野菜は農薬・化肥を使った野菜よりも、味や香りが濃い。そしてなにより実が緻密です
この実の緻密さは、バナナやりんごなどの生食するくだものだとよく分かります

有機農業をはじめ、調味料などの加工食品の製造方法から、塩野屋の国産絹も、
大量生産・大量消費されるものではなく、自然と調和した古き良きものが、今の時代見直されてきている気がします

玉ねぎ