「カス」と侮るなかれ、発酵によって生まれた栄養素や、甘味、うま味成分は「カス」により多く残り、糀の酵素が生きてるうえ、焼酎の香りどころか、アルコール成分もきちんと残っています
気になるその味は、ほのかに甘く、お茶請けとしてそのまま食べるほかに、甘酒にする、粕漬けにして使うなど調理法はさまざまです
みりん粕」には「レジスタントプロテイン」というものが含まれています。「レジスタントプロテイン」とはたんぱく質の1種で食物繊維に似た働きをします。胃で消化されにくいので、そのまま小腸に進み、そこでコレステロールなど脂質をつかまえます。そして、そのまま体外へ排出されるので便秘改善効果や、血中コレステロールの低下、肥満防止効果が期待できるとのこと 。まだまだ、研究が始まったばかりで「1日これだけ食べると良いよ」とは明確にできる段階はないそうですが、腸内環境を良くしてくれるうえにダイエット効果も期待できるとは!これはイケる!って感じですよ
味醂は昔から「花の咲く時期に仕込む」と言われています。角谷文治郎商店では、昔からの伝統的な仕込みをそのままに梅の咲く3月~5月と、菊の花の咲く9月~12月の年2回仕込みます
【みりん粕】は、味醂を搾る時期だけの限定品。日持ちしないものだし、伝統製法だからこそ味わえる貴重品です。真っ白でぽろぽろした形状が、満開になった梅の花のように見えることから別名こぼれ梅とも呼ばれています
しぼられた貯酒は、約一年じっくり醸造後【三州味醂】になります
りんご